根っこが無い命式⁈
四柱推命に興味があったり、勉強している方は無根の命式を見たことがあるかもしれません。
命式は干支暦を用いて、生まれた年、月、日、時間の柱にそれぞれ十干十二支に変換して作ります。そしてそれぞれの柱の干支をみていくのですが、通常でしたら、天干4干、地支4支で構成されます。ですが、地支が冲や支合などによって無作用になってしまう場合があります。
例えば、年柱の地支と月柱の地支が冲関係になり正常に作用していない状態で、日柱の地支と時柱の地支が冲の関係で作用していない状態である場合は年、月、日、時の4支が無作用状態であるという事です。
植物を例に挙げてみます。青々とした、しっかりとした植物はどういう状態かというと、根っこがしっかりと土にはりめぐらし、土の養や水分を十分に吸い上げる力があります。植物はぐんぐん伸びて成長することが出来ます。しかし、根っこが弱弱しくしっかりとしていないと土の中の養分や水分を十分に吸い上げることが出来ず、木や幹は成長することが難しくなります。
木や幹の状態はどうでしょうか。ふらふらとなんとも不安定な状態で強い太陽で照り付けられたりしたら枯れてしまい、大雨が降ると流されて腐ってしまいますよね。
四柱推命に於いて、根が無いという事はその上の天干に力が無いという状態です。
無根状態の命式の方は沢山いると思います。そのような方はずっと不安定なのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。
冲や支合などによって無根状態になっている命式でも大運や年運などで冲や支合が解ける時があります。年干と月干が無作用になっていても大運や年運で冲や支合が解ければ年干や月干の根が作用し始めます。年支や月支がその命式にとって大切な支であったならばその時は吉運になります。
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