中国式四柱推命で用いられる四字熟語の中に天無両日という言葉があります。
命式において、天干に丙が2干以上あるのは、四柱推命の専門用語で「天無両日(てんむりょうじつ)」と呼びます。
丙は太陽を意味しています。太陽以外の意味はありません。
太陽って1つあって当たり前で、二つあるなんてことは絶対ない!天に太陽は二つは昇りません。あったとしたら、おかしなことですよね。天無両日(てんむりょうじつ)が命式にあるから一概に悪いということではありません。ただ、おかしいのです!
丙の太陽は、十干の中で、一番パワーが強い十干と考えますので、そんなに強いパワーの丙が天干に二つ、三つ、あると、草木や大木は枯れてしまい、湖や、池などは冷えあがってしまいます。田んぼの土は、乾いてしまい穀物やコメなどは育つことが出来ません。鉄は熱くなって曲がってしまいます。
逆に言うと、命式に、程よい丙が一つあると、草木や大木は温められてぐんぐん育ち、湖や池、海などは天にある丙の太陽と地上の水は距離が離れていますので水が冷えあがるほど照りつくしません。田んぼや畑の土は程よく温められて作物を育てるには良い状態になります。
天無両日が命式にある方はどんな方なのかというと
一言で言うならば、性格的、精神的に少し偏ったところがある方が多いです。
持っている地支にもよりますが、例えば地支に午や巳などがある方の場合、二つ以上ある丙のパワーが激強になります。太陽は分け隔てなく万物を照らすので(一方的に)相手が暑くてもう太陽で照らさないでほしいと思っているのもお構いなしにどんどん照らし続けます。太陽は常に自分中心で動いていますので、他の人の意見を聞くより、自分の考えを推し進めます。太陽自身は照らしたいので思いのままにどんどん照らしてきます。相手の方は照らし続けれられて疲れ切ってしまいます。また、太陽は思い通りに照らすことが出来ない場合、パワーを吐き出すところが無く自身にたまっていき、やがて、爆発してしまいます。
なので普段は、優しく穏やかで明るい方なのに、急に怒鳴りだしたり激しく発狂したりする方もいます。爆発しているので、何を言っても収まりませんし、手出しができません。ちょとくらいの水では冷やすことは難しいです。
夏生まれの方で天無両日が命式にあって強い方は、特にそのような特徴が出やすい傾向です。時々、冷たい水で冷やした方がいいです。(冷たい水をかぶれと言っているわけではありません)冷やし方は、四柱推命で鑑定することが出来ますのでいちど、精度の高い中国式四柱推命で鑑定することをおすすめします。
ご自身や相手方の性質、特徴などを知りることも幸せな生活につながるひとつだと思います。
少しでもお力になれればと、思っております。
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